特集 新生児医療の展開
未熟児医療から特殊新生児医療へ
小川 雄之亮
,
小川 次郎
pp.22-27
発行日 1975年5月1日
Published Date 1975/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205614
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はじめに
新生児,特に低出生体重児(以下通称に従い未熟児という)の養護は大きく変化した.すなわち最少操作(minimal handling)から濃厚治療(intensive care)へと変遷し,その結果,救命率の上昇はもちろんのこと,intact survival (後遺症なき救命)を得る率も上昇してきた.
新生児のintensive careを行う施設,すなわちneo-natal intensive care unit (NICU)やintensive care nursery (ICN),さらにはperinatal care centerと呼ばれる施設は,欧米においてぞくぞくと設立されており,今やこれらの施設は指導的病院のstatus symbolとなっている.
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