病院史のひとこま
GHQ勧告による大学病院の改革
篠田 糺
1
1岩手医科大学
pp.69
発行日 1973年12月1日
Published Date 1973/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205187
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戦前は代表的模範病院であった帝国大学附属病院も,終戦後には今日からは想像できないほど貧弱であわれなものとなっていた.明治時代からすべてがドイツ式の教育と機構と建物とで統一されていた病院は,昭和にはいってから少しずつコンクリート2,3,4階建の外来や病棟が出現しはじめ,おおよそ半分くらいが各講座別にできて逐次改増築の予定であった.
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