研究と報告【投稿】
臨床検査技師学生の病院実習について—現状と問題点
平沢 政人
1
,
大谷 英樹
1
1佼成病院臨床検査部
pp.104-107
発行日 1973年2月1日
Published Date 1973/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204923
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臨床検査技師学校の技術修得を実践的に行なう場として,技師学校依頼の形で病院実習が実施されている.その歴史は1),昭和27年に東京文化医学技術専門学校の前身である医学技術研究科生10名が国立東京第一病院研究検査科で実習されたのが最初で,その教育方法は米国の医学技術学校の教育法2)を参考とされてきた.
その後,衛生検査技師法施行に基づき各教育機関(各種学校,短大,大学)が設立され,それぞれ学校の事情によって教育内容および病院実習の依頼内容が異なることは別として病院実習は一応定着したように思われる.そして現在多くの問題を残しながらも全国で1000名以上の学生によって病院実習が実施されていることは,病院実習の重要性が認識されたと考えてもよいであろう.
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