特集 病院給食の変貌
治療食の普及に伴う病院側の体制整備
西原 豊子
1
1済生会中央病院食養科
pp.46-51
発行日 1972年11月1日
Published Date 1972/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204827
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医学の進歩に伴い,化学療法・理学療法・薬剤療法・手術療法に重きがおかれ,食事療法にはあまり重きがおかれなかったが,近年食事療法は大きく療法の一環として再確認されている.疾患によっては食事管理に大きく左右されるものもある.最近多く行なわれている人工透析などは,食事管理抜きには延命効果をはかれない代表的なものである.
食治療法が大きくクローズアップされるに従い,治療食の内容は細分化され,複雑なものが要求されている.そしてその要求に応じられる体制が各病院でできているかどうかが問題であると思う.
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