特集 院内会議
病院における会議の役割と問題点
伊藤 正義
1
1国立東京第二病院事務部
pp.22-24
発行日 1972年9月1日
Published Date 1972/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204754
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今年の6月に‘かけがえのない地球を守り,後代に残そう’というスローガンの下に,人間環境会議が開かれた.かけがえのない地球と表現されているが,われわれの病院では,‘かけがえのない貴い人命を守ろう’ということで,多くの会議が開かれているということができよう.
病院に勤務するようになって9年になる.その間わずかに3か所の国立病院の経験しかないが,それぞれ会議は一様ではないと感じた.国立病院では,業務基準に管理会議,診療会議,そして委員会と最低限の会議のあり方が定められているのだが,それでも,それぞれの病院で適宜にいろいろな会議がもたれている.しかしこれらの会議が実はたいへんな苦労を伴いながら開かれているのである.これらのことを,病院という特殊性を加味しながら考えてみようと思う.
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