特集 効果的な会議
公的病院における会議
松島 松翠
1
1長野県厚生農業協同組合連合会佐久総合病院
pp.804-807
発行日 1994年9月1日
Published Date 1994/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901316
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はじめに
病院は,カンファレンスをはじめ,各職場や部署のミーテイング,役職者会議など,会議の多い職場である.しかも,それらの会議の多くは,ワンマンショーよろしく,特定の人の発言に終始することが多いといわれる.また会議が多いため,日時も出席者も重複することもあるし,会議が多いためにかえって日常業務に差し支えるという矛盾も生じてきている.会議をある程度整理をしたいと誰しもが思っているのだが,それがなかなかうまくいかない.他の企業に比べれば,病院は随分無駄なことをやっている面が多いと思われるが,これには会議の持ち方や進め方も関係している.
公的病院の場合,内部会議だけでなく,外部との会議も必要になる.行政,農協(私どもの場合),地域の団体,住民代表などと会議も定期的に持たなくてはならない.病院の公的な性格からいってそれは当然なのだが,ともすれば形式的になる恐れもある.
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