特集 効果的な会議
当院における効果的な会議
国立病院の会議
寺本 成美
1
1国立長崎中央病院
pp.823-824
発行日 1994年9月1日
Published Date 1994/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901320
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はじめに
病院の潤滑な運営上,各病院は各種の多様な会議を持っているのは周知のことである.この会議が病院運営上効果があるとの信念を持ち,会議が開催されているのも事実であろう.しかし果たしてそうであろうか.一部の幹部職員の自己満足的な会議になっていないか.病院の組織の末端まで会議の内容が伝達されているのか.この情報過多の時代に情報を整理する代わりに混乱させるための情報を流しているに過ぎない会議も多くあるに違いない.また,「会議」をどう定義するかも問題である.3人以上が集まる会を会議というか,委員会というか,あるいはミーティングというか.日本人にとっては「会議」はフォーマルの意味が強く,「ミーティング」はややインフォーマルな,あるいは小グループの集まり的なとらえ方が強いのではないか.これらの点をふまえ効果的な会議について以下検討してみる.
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