この人と語る
診療と教育と研究と—槇 哲夫先生と語る(その2)
牧野 永城
1
,
槇 哲夫
2
1聖路加国際病院外科
2東北大
pp.671-674
発行日 1985年5月20日
Published Date 1985/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209013
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教育と研究の土台があってこそ
牧野 前回Mayoの紋章で治療,教育,研究が三位一体というお話をうかがいましたが,必ず研究と教育が付随しないと治療できないということなんです.だから,この三者のどれに比重を置くとかいう問題ではなくて,一緒にいかないとできないんですよ.やつぱり最高の治療を与えるために教育と研究の進歩というものが土台になつているんです.
槇 だから,聖路加病院なんかそうでしようけれども,病院に若い医者がたくさんいるということが診療に非常にいいことになるんですね.
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