グラフ
愛知県立総合看護学院
pp.78-81
発行日 1972年4月1日
Published Date 1972/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204637
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名古屋駅から地下鉄に乗り約20分,名古屋大学,社会福祉大学,名城大学などの集まる文京地区に,それらの大学とは少し違った趣きでこじんまりとした建物が,すっきりとみえる.これが,愛知県立総合看護学院である.井上すゑ子副学院長は,"おそらく日本一の施設と設備をもった学院でしょう"と,胸を張って語られる.
"総合"の名のとおり,公衆衛生看護学科(1学年定員40人),臨床看護学第一科(高看3年,40人),臨床看護学第二,三科(進学コース2年,各40人,4月と9月に入学),臨床看護学第四科(進学コース定時制課程3年,40人)が,併設されている.昭和46年9月に開学されたばかりなので,高看の学生は,まだ2年生までしかいない.設備費だけで4,000万円を要したというだけあって,中材,手術室,標本室など,指導にみえられる外来講師が,自分の病院にもないようなものまである,と驚かれるほどだという.だから,看護婦を志望する学生には,これらの設備を生かすためにも,総合学院の名を冠し,1か所に集めて教育をする.
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