病院めぐり
愛知県立尾張病院外科
浅野 昌彦
pp.499
発行日 1997年4月20日
Published Date 1997/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902699
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愛知県立尾張病院は,濃尾平野の中央,一宮市の西端に位置し,名神高速道路,東海北陸自動車道に近接する交通の便の良いところにあります.7万m2の広大な敷地は緑につつまれ,春には桜が美しく,環境に恵まれた病院です.
本院は,県民の結核医療対策の一環として昭和32年に結核病床300床で開院しましたが,その後,結核患者の減少,一般患者の増加とともに診療機能の拡充を図り,昭和56年に救急病棟を建設,昭和60年に心臓血管外科を開設し,平成7年4月に病床数350床(一般病床280床,結核病床50床,伝染病床20床)の新病院に診療を移しています.当院の特色は,地域住民の一般診療を行うとともに,24時間体制の循環器疾患治療であり,循環器病センターが併設されています.循環器内科では年間1,000例を越す心臓カテーテル検査と約300例のPTCAが行われています.それに伴い心臓外科では開心術(冠動脈バイパス術,弁置換術など)が年間約130例行われています.また,地域医療の二次救急を担当し,災害拠点病院に指定されています.
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