特集 ボランティア活動
病院にボランティアの種をまき歩く—病院ボランティア国の推進者に聞く
広瀬 夫佐子
,
落合 勝一郎
1
1聖路加国際病院
pp.28-38
発行日 1971年6月1日
Published Date 1971/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204335
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‘自分さえよければ——’からいい社会は生まれません
落合 私も何回かアメリカへまいりまして病院ボランティアの働きを実際に見てきましてね,シカゴのノースウェスタン・メディカル・センターにあるウェスレーメモリアル病院の院長のハートマン氏を訪問した時のことですが,インフォメーションにかわいいお嬢さんがいていろんな話をしましたらお父さんが外科のお医者で自分は今ボランティアとしてお手伝いをしていることでした.それからシャーマン・ホスピタルへまいりましたら,ボランティア部の主任のMrs.Thiesがおりまして,熱心にボランティアの働きを教えてくれました.
エバンストンの病院へ行きますと,そこにも売店やキャフェテリアなどで楽しそうに働いておる.キャンデイストライプとか,あるいはピンクレディという呼び名がありますね.だいたいかわいらしい感じのいいお嬢さんが,ギフトショップとか,コーヒーシッップに働く,あるいはインフォメーションの仕事をしている,こういうことを見てまいりました.
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