Editorial
病院の働きを社会に認識せしめるのは病院経営者の社会的責任である—病院協会よ 社会にPRせよ
吉田 幸雄
pp.34
発行日 1970年6月1日
Published Date 1970/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203980
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- 文献概要
PRとプロパガンダとは,とかく混同されやすい.PRとは,事業に直結する利害者集団の善意に働きかけ,事業を発展させる1つの技術である.PRの対象は患者即地域社会,医師その他の病院従事者,病院の資本の提供者,その他地域の医師会,保健所,病院との取り引き先などがある.そして,PRを行なう責任者は病院経営者である.
プロパガンダとは,誇大宣伝である.PRは,社会に必要な事業を維持発展させるために関係者の善意を結集する,いわば公的な行為であって,利害者集団の一部の利益のために行なわれるのではない.
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