特集 社会的責任(CSR)が問われる病院
厚生連病院の社会的責任-佐久総合病院を事例として
夏川 周介
1
1JA長野厚生連佐久総合病院
pp.485-489
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100026
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公的病院の一つである厚生連の社会的責任はと問われ,いまさらの感を抱くものの,昨今の企業の不祥事,医療事故多発の要因が,まさに企業における社会的責任意識の希薄・欠如に多くが起因することは明らかであり,あらためて厚生連の存在意義,社会的使命を,厚生連全体および事例として佐久総合病院の事業活動を俯瞰することにより問い直してみた.
■厚生連とは
JA(Japan Agricultural Co-operatives :日本の農業協同組合=農協)グループは,人々が連帯し,助け合うことを意味する「相互扶助」の精神のもとに,組合員自らの出資により,組合員農家の農業経営と生活を守り,よりよい地域社会を築くことを目的としてつくられた協同組合である.厚生連は厚生農業協同組合連合会の略であり,JA グループの医療事業を担う部門である.
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