特集 病院とコンピュータ
コンピュータ導入の実例・1
宮城県立成人病センター
高野 昭
1
1宮城県立成人病センター運営調査部
pp.51-53
発行日 1970年5月1日
Published Date 1970/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203954
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宮城県立成人病センターは地方がんセンターの1つとして,昭和42年4月に開設された専門病院である.開設当初は病床50の小さな施設であったが,昭和44年夏から100床となり,さらに今年の秋より200床とするべく,現在工事中である.診療科目は内科・外科・放射線科・婦人科の4科で,常勤医師数は11名である.ほかに入院患者のための耳鼻科と眼科の診療が,非常勤医師によって行なわれている.外来患者数は1日約100(うち新患15)である.
この施設には,医学情報管理部門として運営調査部がある.この部門は病歴および医学書籍管理・疾病統計・追跡調査・医療社会事業などの業務を担当しており,このほか,技術部門と事務部門の連絡調整,院内研修および疫学研究に関することも課されている.筆者はこの部の担当者で,内科字専攻後,公衆衛生学教室で主として疫学研究に従事していた医師である.筆者のほかに,諸事務にもたんのうなケースワーカーと女子の事務職員が配属されている.
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