特集 病院とコンピュータ
コンピュータ導入の実例・2
東洋工業株式会社付属病院
森田 専一
1
,
大場 康寛
2
,
栗生 進
,
安田 信正
,
寺田 清
1東洋工業株式会社付属病院
2病院情報センター
pp.54-58
発行日 1970年5月1日
Published Date 1970/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203955
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はじめに
東洋工業付属病院は東洋工業株式会社(マツダ,自動車メーカー)の付属病院として設置され,現在約2万8000名の従業員とその家族の診療と健康管理,および付近地域住民の診療を行なっている.
昭和13年,医務室として発足し,以後しだいに拡張され,付属医院,付属病院となり,昭和36年に総工費約12億円,敷地面積5316m2(約1608坪),建物延面積1万2078m2(約3653坪)を占める中央7階,両翼5階のT字型の現在の新付属病院が建てられた(写真1).当院は12科の診療部門と健康管理部門として衛生管理課をもつ総合病院であって,入院ベッド数240床であるが,年間約45万名(1日平均1500名)の外来患者が訪れる.一方,全従業員を対象とする各種検診が年間通じて行なわれている.病院職員は386名で,内訳は医師35名,薬剤師16名,看護婦139名,X線技師6名,衛生検査技師31名,事務職員47名,その他で構成されている.
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