日本列島
県立精神病院の改築落成—宮城
土屋 真
1
1宮城県大崎保健所
pp.410
発行日 1982年6月15日
Published Date 1982/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206536
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名取市の郊外に,昭和32年4月に設置された「宮城県立名取病院」が,このたび全面改築され落成式をむかえた.一見,病院らしからぬモダンな作りで,各建て物の白壁に同色のグリーンの屋根が見事であり,かつての老朽化した病棟をしのぶよすがもない.約30億円をかけたと聞くこの建て物は,2階建て3棟の病棟と,地下1階地上3階の本館,体育館,附属准看学校関係の施設を結ぶように,病院の中央に新設されたソーシャルセンターがある.
このセンターの1階は作業室,陶芸室,レクリエーション室,料理実習室,売店,喫茶店,理髪室,大浴場などである.またこのソーシャルセンターの2階部分にはデイケアセンターがあって,入院治療は必要ないがリハビリテーション活動の必要な通院患者のために,診察室,スタッフ室,ミーティング室,種々の作業室,休養室などがおかれた.
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