病院めぐり
兵庫県立成人病センター外科
石川 羊男
pp.74
発行日 1995年1月20日
Published Date 1995/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905138
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明石市は万葉の昔から歌人に親しまれ,現在は本州と淡路島を結ぶ世界一の懸け橋,明石大橋で知られる明石海峡に面する人口29万の地方都市で,兵庫県立成人病センターはその北,神戸市に接する位置にあります.当院は,昭和37年9月,財団法人兵庫県がんセンターとして神戸医科大学のキャンパス内に設立されたのを契機に,昭和46年4月には県に移管,昭和59年3月には兵庫県立成人病センターと改称し,現在地に設置されました.その後,第二期工事も終え,現在は16科,400床の県の基幹病院に成長しています.
組織的には総長制のもと,検診センター,成人病臨床研究所を隣接,姫路市にある県立循環器病センター,県立高齢者脳機能研究センターを包括しており,本院は高齢化社会のなかで成人病に対処するため,癌を中心とした成人病の予防,専門的診断・治療,研究を目的に,兵庫県の対がん戦略拠点として活動する一方,各種学会の認定施設として研修医18名の卒後教育を独自の教育プログラムに則り行っています.
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