特集 第19回日本病院学会臨時増刊号
シンポジウムの部
病院におけるメディカル・ソーシャル・ワーク
小野田 敏郎
1
,
浅賀 ふさ
2,6
,
西村 裕
3
,
杉田 峰康
4
,
小谷 光江
5
1佼成病院
2日本福祉大学
3国立療養所東京病院
4九大付属病院心療内科
5岡山済生会総合病院
6日本MSW協会
pp.80-83
発行日 1969年9月25日
Published Date 1969/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203751
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司会報告
わが国のメディカル・ソーシャル・ワークはどのように始まり,どのように進歩し,将来これをどのように進むべきであるか.
4人の演者のうち浅賀ふささんは40年前米国のシモンズ社会事業学校を卒業,ボストンのマサチュセッツ総合病院でキャノン女史から訓練をうけられ,昭和4年2月から聖路加病院でこの仕事を始められた歴史的な方である.西村裕さんは日本社会事業大学研究科を経られて,国立療養所において結核患者を対象に10余年のキャリアをもたれ,杉田峰康さんは米国コンコルディア大学の心理学科を卒業,イリノイ大学のソーシャル・ワークの大学院を経て,九大心療内科に6年間の研鑚をつまれ,また小谷光江さんは昭和23年にこの国にMSWの制度をしかれて以来,岡山の保健所と総合病院において30年間の修業をつまれた方で,わが国のMSWのサンプルのような方々からお話をいただけることは司会者として光栄である.
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