特集 病院と労使関係
労使関係改善のための努力の経験
経験・2—国立西多賀療養所
病院全体の運営に理解を求める
岩田 寅松
1
1国立西多賀療養所
pp.53-56
発行日 1969年3月1日
Published Date 1969/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203589
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はじめに
労使関係をよくするには相互の信頼と理解が必要である.それには,管理的立場にある者は基本的に組合の存在意義を理解し,組合員はその限界を知るべきであろう.いたずらに対立的考えだけに走らずに,共通の広場を持たなければならない.
それには,双方が広い視野に立って,相手の立場を認めるだけの度量が必要なのであって,そのためには教育,特に一般的教養が必要である.この方面における私の経験はきわめて限られているので,日ごろの考えをもつけ加えて,その欠を補わせていただき,あわせて諸賢のご叱正により,私自身の今後の仕事の糧にと念ずるものである.
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