特集 病院の窓口
玄関案内係の業務と人員配置
落合 勝一郎
1
1聖路加国際病院事務部
pp.23-27
発行日 1968年5月1日
Published Date 1968/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203338
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はじめに
聖路加病院本館(建坪約6000坪)の出入口は通常5カ所に分散している。その1つは,外来診療部で主として外来患者専用でその受付事務が行なわれる。2つめは正面玄関受付である。ここでは主として入院患者の出入や,見舞客,そのほか病院に用事のある一般訪問客を受付ける。3番めの出入口は,別棟の看護宿舎・インターン・レジデントおよび一般職員の宿舎に近い位置にあるので,病院職員の出入が主である。また管理棟と付4の看護大学の入口でもあるから,大学職員・学生および管理層への面会者もここを利用する。第4の出入口は商人専用で,外部から商用で病院を訪れる業者はここでチェックされて院内に出入する。5番めの出入口は,救急患者専用である。前記した建坪の広さと,毎日の出入者が2,000—3,000人に及ぶスケールでは,大体5つの出入口を常時開いて,ほどほどである。
第1の外来診療所の受付を担当するのは,外来患者事務課(医事部門)の人々である。第3と第4の病院職員受付と一般商人受付は,守衛がその守備にあたる。第5の救急患者出入口は平常は施錠して,必要のたびに係員が開錠する。第2の出入口が正面玄関で,ここには専任の受付係が常駐する。
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