第17回日本病院学会臨時増刊号 シンポジウムの部
I看護を中心とした病棟編成(司会報告)
金子 光
1
1東京大学・保健学科
pp.71-72
発行日 1967年10月20日
Published Date 1967/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203205
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■5月25日(木)/10.25〜11.40A.M
「看護を中心とした病棟編成」というのは,患者のための看護のcareを第一義と考え,その実践を可能とすることを目的とした病棟の整えかた,ということを考えたものである。
看護のcareは,たんに「現時点において患者をもっとも良好な状態におく」ということのみでなく,さらに積極的にその患者のもつ,より高められた健康への意欲や力,潜在する可能性をのばすことのための指導・管理ということ,すなわち,Dr.Dum*のいうところの——High level wellness,高次の健康にもっていくことにあると思う。この考え方を具現する方法の1つに,病棟編成のPPC体制があると考える。
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