特集 物品補給と倉庫管理
物品補給における標準的手続き
紀伊国 献三
1
1病院管理研究所
pp.22-26
発行日 1966年10月1日
Published Date 1966/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202958
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1.はじめに
近代病院の医療は,そこで消費されるおびただしい物品の使用の上に成り立っているといえよう。病棟の看護詰所に所せましと置かれた「物品」の山,薬局の窓口を通過するおびただしい薬品類,中央材料室で処理される注射器,注射針,ガーゼ類の多種多量さ,給食室の材料類などを想像するだけで,病院はその機能である医療の提供に実に多くの物品を使しているかが分かる。その数は,薬品類(投薬,注射,検査用など)だけでも,数千種類といわれ,病院全体では6千種類を越すといわれている。
病院で使用される物品はきわめて多種多様であるが,一応以下の厚生省の病院勘定科目の棚卸し資産の分類のごとく考えられよう。
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