第16回日本病院学会特別号 シンポジウムの部
III.病院医師の不足対策
吉田 幸雄
1
,
岩佐 潔
1
,
前田 信雄
2
,
桂 重鴻
3
,
青山 猛光
4
,
今村 栄一
5
,
大久保 正一
6
1病院管理研究所
2東北大学医学部
3総持寺鶴見総合病院
4青森県国保連合会
5国立東京第一病院
6日本大学医学部
pp.59-61
発行日 1966年10月20日
Published Date 1966/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202946
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第1席全国的な病院勤務医の動向
全国統計よりの所見
1)過去10年の医師および病床数の増加と,昭和29年と昭和38年を比較すると,医師総数9万2千→10万6千と15%増病院勤務医2万3千→2万9千と25%増(大学を除く)病床数46万→83万と80%増全医師に比して病院勤務医は増加しているが,病床増加率が大きすぎるので,相対的に病勤医が不足して来ている。すなわち,医師1人当たり19床から26床と37%受持病床数が増加している。
2)35〜38歳の病勤医が多く,それ以下の若年者がはなはだ不足している。40歳代の医師では病勤医は20%で,50歳になると70%までは開業する。しかし高齢で病勤に転ずる者も出て来て相対的には病勤医の高齢化が目だっている。
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