グラビア
ここにも光を—重症心身障害児施設 島田療育園
pp.9-12
発行日 1966年4月1日
Published Date 1966/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202818
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
病院は病んだり、傷ついたりした人びとをなおし、社会に復帰させる。しかし、はじめから生活機能を失って自立できない人びとはどうなるのだろう。
重症心身障害児ということばは決して明るくはない。世の中の人は、ここまでかまっていられないというのであろうか。この子どもたちのための施設はわずか3か所しかない。島田療育園(東京都南多摩郡多摩町)はその中で一番古く、昭和36年5月に開設された。島田伊三郎氏の寄付をもとにして、園長の小林提樹先生の熱意が、この子どもたちにわずかの光をさしこませた。そして、その光を守るために善意の人たちが毎日努力し、そして悩んでいる。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.