特集 結核医療と病院
結核主体から総合病院への移行の問題
赤星 一郎
1
1公立学校共済組合九州中央病院
pp.35-38
発行日 1966年3月1日
Published Date 1966/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202804
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「結核主体から総合病院へ」ということはどういうことなんだろう。結核医療と病院という特集の中の1つの題として書けという注文である。他の題と,その執筆者の名前とをくらべながら考えた。編集者は何を目論んでいるのだろう。
私がいま勤めている九州中央病院は約10年前に企画され,8年半前に開院した。九州に共済組合員が10万人くらいいて,結核による休職者約1,800人という状態であり,それに対して,九州に1か所の病院,結核病床300床,一般病床24床,リカバリー6床という規模で,内科,外科,耳鼻いんこう科,歯科が準備されたのである。
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