第15回日本病院学会特別号 IV.宿題報告の部
病院の機械化
守屋 博
1
,
紀伊国 献三
2
,
落合 勝一郎
3
,
井上 昌彦
4
,
石原 信吾
5
,
岩井 喜典
6,7,8
1順天堂大学
2厚生省病院管理研究所
3聖路加国際病院
4駿河台日本大学病院
5虎の門病院
6東芝・医用電子技術部
7日本ME学会
8ホスピタルオートメーション研究会
pp.73-77
発行日 1965年10月20日
Published Date 1965/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202702
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はじめに
診療を目的とした病院というものの仕事は,個々の作業の積み重ねである。それには手でやる作業,機械を用いる作業,さらに電子頭脳などの高度の精密機械を使うような種々な作業が組み合わされている。作業のやり方をかえることによって能率と質が向上してくる。
日露戦争当時は如何に多くの人力を集めるかが勝敗を決し,第1次世界大戦では工作機械の数が問題となり,第2次大戦では統計機の数が勝負をきめた。もし次に大戦があるとすれば,電子計算機の数が勝負をきめるであろうといわれている。
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