特集 病院の機械化
座談会
病院におけるエレクトロニクス—特に病院管理への適用をめぐって
石井 威望
1
,
石原 信吾
2
,
岩井 喜典
3
,
大島 正光
1
,
紀伊国 献三
4
,
守屋 博
5
1東京大学
2虎の門病院事務部
3東芝電子機器技術部
4病院管理研究所
5順天堂大学
pp.74-85
発行日 1963年10月1日
Published Date 1963/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202223
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エレクトロニクスとは何か
司会(守屋)きょうは,M.E.の話をしろということなのですが,われわれは,いろいろのところで,エレクトロニクスのおかげをこうむっているわけですが,エレクトロニクス自身についてわれわれ素人は非常に弱いので,先生方に,ひとつ,M.E.について,現在どういうことがわかっているか,将来どういうふうに発展するだろうか,そういうお話を伺いたいと思います。まず,話の順序といたしまして,M.E.というのは,一体,どういう範囲のことを云い,どういう仕事をするものをいうのか,という定義からお話をうかがいたいと存じます。
岩井 ご指名がございましたので,いまの問題について,お答えしなければならないのですが,一口でうまく言い表わすことができませんので,ただ,エレクトロニクスという言葉がなぜそんなふうに喧ましく言われるようになったのか,ということを申しあげて,お答えに替えたいと思います。
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