第17回日本病院学会専門集会
病院における帳票統制(その1)
石原 信吾
1
,
落合 勝一郎
2
,
高橋 元吉
3
,
尾口 平吉
4
,
紀伊国 献三
5
1虎の門病院
2聖路加国際病院
3浜松医師会中央病院
4新潟県立十日町病院
5厚生省病院管理研究所
pp.50-62
発行日 1967年6月1日
Published Date 1967/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203107
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石原(司会)われわれ専門集会ということで,ここに「病院における帳票統制」というテーマを与えられたわけですが,今回の学会ではこの専門集会のほかにパネルディスカッションとか,あるいはシンポジウムというようないろいろな討論形式がとられております。従来もだいたい同じような3つの形がとらてきたように覚えていますが,しかし実際上はそういう3つの討論形式がはたしてどう違うのかということになると,どうもはっきりしませんで,実際やってみた結果では,どれもちっとも違わないじゃないかというご批判のあったことも事実です。そこで始めに当たりまして,専門集会というのは聞き慣れない言葉でもありますので,それのやり方についてちょっとご説明申し上げたいと思います。専門集会と申しますのは,たしか第12回の東京学会で始められたように記憶しております。初めのころは学会の前日に,学会とは別の会場であらかじめ用意されましたテーマについて,それに興味や関心を持つ人たちが集まって,だいたい1題に3時間くらいの時間をかけてじっくり専門的に討議し,そして学会ではその結論を報告するというような形をとっていたわけであります。しかしその当時は5つも6つものテーマが取り上げられて,それを同じ時刻に2会場あるいは3会場で行なうというようなことがありましたために,同じ時刻に聞きたいテーマが重なると,どちらかが聞けないという不満がありました。
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