特集 食事運搬
アメリカの病院における食事運搬
山本 麻喜子
1
1東京衛生病院
pp.26-30
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202589
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大半が中央配膳
アメリカの病院における食事運搬について書くようにお話がありましたが,私の実習した病院および見学した11の病院はカリフォルニア,オレゴン,ワシントン州で中部および大西洋岸の病院は見ておりませんので,これから申し上げることがアメリカの病院全体に共通したものでないかも知れませんが,その点あらかじめご了承ください。
日本では,ちょっと大きい病院になると配膳方法は病棟配膳であるのにくらべて,向こうで私の見た11の病院のうちロスアンゼルスにある3500床を持つカウンティーホスピタルとサンディエゴのグラスモントホスピタルを除いて,患者への1回の給食数300ぐらいの病院でも,そのほとんどが中央配膳でした。もちろん中央配膳するためには,それだけの室の広さと設備がなければなりません。
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