特集 中央検査室
神奈川県下病院検査室の実態
新述 東太郎
1
1神奈川県病院協会臨床検査委員会
pp.59-64
発行日 1963年6月1日
Published Date 1963/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202142
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はじめに
神奈川県には京浜工業地帯の大部分があり,さらに新しく招致された東海道沿線及び相模台地の工業地帯の開発,住宅団地の造成が進行して著しい人口増加をきたし病院利用者の増加をみるに至り,各病院は診療内容の向上及び成人病対策(人間ドック,癌,高血圧の予防等)に必要な臨床検査を広く行なう必要に迫られ臨床検査室の整備が問題となってきた。県病院協会は従来医療従事者の給与の実態,看護,給食,事務能率等につき調査統計を行ないその結果に基き必要な講習,指導を実施して県下医療施設の質的向上に多大の努力をはらい又成果も挙げてきた。検査技術者により結成されている県衛生検査技師会は衛生検査技師法の制定以来会員の検査技術の向上をあざして,意欲的な活動を始めようとしており,ここにおいて県病院協会は昭和37年1月下記の諸氏に委員を委嘱して臨床検査委員会を発足させた。
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