特集 放射線部の管理
診療エックス線技師からみたX線科(室)の諸問題
川崎 幸槌
1
1結核研究所研修部エックス線学科
pp.35-40
発行日 1963年5月1日
Published Date 1963/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202118
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近代化された現在の医療においてX線は心要不可欠の要素であり存在である。また予防の面においても検診業務に果たしつつある役割の重要性はいまさらいうまでもない。したがってX線施設も年々増加しその使用頻度は益々上昇しつつある傾向にある。
一方放射線業務の依存する学問が放射線物理学・生物学・電気工学・写真化学等きわめて専門的なものであり,常に進歩してとどまることをしらない科学である。加うるに放射線はその効果とともにその運用をあやまれば恐るべき障害をひきおこす危険があり,その取り扱いにあたっては極めて慎重を要するものである。
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