内科総合実習レポート
慢性腎炎の患者を受持つて
K.O.
1
,
金子 光
2
1東京大学衛生看護学科
2東大衛生看護学科
pp.421-428
発行日 1961年6月1日
Published Date 1961/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201807
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東大の衛生看護学科では,昭和34年度から新しい試みとして,3年生(一般の看護学校では1年生の後期にあたる)と4年生とを1人ずつ組合わせて合同実習というものを行つている。実習に使用される病棟は,内科と外科であつて,期間は2週間であるが,この間衛生看護学科の教官(医師,看護婦)は勿論,病院の医師,看護婦は総がかりでこの学生の実習指導にあたつている。もちろんこの間には講義はない。ただ,病室に出る前に患者や疾病のオリエンテーションと,実習終了後のディスカッションは,医師,看護婦(教官)と病院職員を加えて熱心に行われる。
基礎看護の勉強をして,はじめて病室に実習した3年生として,2週間の期間に,短かさのうらみはあるが,レポートにみる程度のものをつかみとる能力が養われていることを知ることができるので,看護教育の一つのあり方として,御参考に供したいと思う。
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