研究・報告
保健婦業務の分析および企画について—国保,保健所保健婦が同一地区を受持っている場合
坂本 幸子
1
,
生方 佳子
1
,
萩原 喜和
1
,
石田 かく
2
,
篠崎 繁子
3
,
野中 行子
4
,
近藤 キヨエ
5
,
賀島 光恵
6
,
藤崎 ミヅ
6
,
野本 なか
7
,
増田 澄子
7
,
金子 ふみ江
7
,
山口 政子
7
,
島村 ゆき
7
,
本沢 とき子
7
,
田島 基
7
,
荻野 淑郎
7
1埼玉県加須市役所
2騎西町役場
3北川辺村役場
4大利根村役場
5久喜町役場
6菖蒲町役場
7加須保健所
pp.54-56
発行日 1963年5月10日
Published Date 1963/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202839
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はじめに
「まず民衆があり,そして,そういう人たちの生活がある.」この考え方から,はじまる「市町村ならびに保健所の段階における衛生教育的業務各論」これを地区住民の間に進展させ,徹底させるためには,公衆衛生の一端を担っている保健婦として,「私たちは一体いかにあるべきものなのか」ということについて,昭和29年以降,毎月行なわれている定例保健婦研究会で検討をしてきた.その結果,その所属には国保であるとか,保健所であるとかの別はあるが,いずれにしても,現在その絶対数の少ない保健婦が同じ地区内で働いていて,しかもそのほとんどの地区に,なお解決しなくてはならない問題が少なくない場合に当面し,こんな場合にはどんな形で働いたらよいか,という業務態勢の分析をやらざるを得なくなった.そこで私たち,市町村国保保健婦と保健所保健婦との全員が一緒になり,過去1年半にわたっての,自分たちの業務態勢についての分析を行なった.
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