グラフ
大阪大学附属病院中央檢査室
福井 定光
,
松島 永之助
pp.25-37
発行日 1956年4月1日
Published Date 1956/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201087
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臨床検査室を病院の中央化しようと云う機運が近年益々盛んとなつて来た。何もアメリカの猿マネと云うわけではない。近代医学殊に診療に必要な臨床検査法が余りにも発展しすぎたからである。精緻を極め,而も高価な検査機械が相次いで出現し,臨床各科に山分けされる雀の涙程の予算では到底買い調べる嘱が出来ないからである。
一方,物理化学の進歩に伴う臨床検査法が愈々複雑多岐となり多忙な臨床医家の片手間仕事では迫付かなくなつたからでもある。
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