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新医療費体系に基く健康保険及び船員保険の新点数表について
厚生省
pp.4-6
発行日 1956年2月1日
Published Date 1956/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201063
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1.新点数表作成の経緯
厚生省は,昨年9月新医療費体系を発表したが,この体系は,昭和26年1月の臨時診療報酬調査会の答申の趣旨に沿つて,医師,歯科医師及び薬剤師の専門的技術に対する報酬を物の対価と切離して評価するという原則と,国民の医療費負担に変化を来させないという原則とを考慮して,昭和27年に実施した医業経済調査及び医業経済精密調査の結果に基いて作成した新しい診療報酬体系であり,これに対しては,国会及び関係団体から各種の貴重な意見が寄せられた。
この体系は,本年1月から医薬分業と同時に実施する予定になつていたが,昨年12月第20回国会において,医薬分業の関係法律が改正され,その実施が明年4月まで延期されたので,これに伴つてこの体系も明年4月から実施することとなつた。
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