研究
船員の肺結核の現状と問題点
土屋 真
1
,
相沢 慎吉
1
,
笠原 たつ子
1
,
千葉 婕子
1
,
関口 東一
1
1宮城県気仙沼保健所
pp.60-62
発行日 1970年1月15日
Published Date 1970/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204022
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はじめに
国民死因の第1位から第7位に下がった結核は,保健所の登録管理もかなり軌道にのっている.しかし宮城県北部の水産都市である気仙沼市を含めて,海岸地域を管轄する気仙沼保健所の結核診査協議会には,時々,重症な船員のレントゲン写真が公費負担申請書とともに提出されてくる.また登録管理中の開放性患者の乗船が,後を絶たない.重症者には新発見の患者も多い.かかる現状から,著者らは登録中の船員の結核について検討を加えたので報告する.
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