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研修所だより
岩佐
pp.67-68
発行日 1955年10月1日
Published Date 1955/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201022
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9月15日より始まつた第54回病院管理研修会は22日に終了しました。これは事務長を対象としたものであつた関係上,受講希望者も甚だ多く定員の数倍がありましたが,そのうち全国から53名出席願いました。国立病院の庶務課長5名を含めて公立病院の事務長が主体でした。講義内容として新しいものは原講師の事務長論で,従来院長対象の講習では橋本寛敏先生が院長論を行つておられましたが,これに対応するものです。ただ院長の場合は一義的にその在り方を論ずることが出来るのに対して,事務長の場合は院長の在り方に従つて2次的に規定されて来る所により複雑な要素がある様に思われます。
従来毎日の講義は9時に始まり4時に終了していましたが,4時では早すぎるとの声もありましたので,内容を増して5時までとしました。所が今回の感想録ではやはり5時まで,講義が詰められていて労働過重だと言う意見が可成り見られました。その一対策として石原所員の医療社会事業は希望者だけの課外講義としてみましたが,大部分の方が出席して特に変つたこともなかつた様です。
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