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研修所だより
岩佐
pp.235-237
発行日 1959年3月1日
Published Date 1959/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201488
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1月22日から開かれた第1回医長研修会については前回もちよつとふれましたが,大きな成功のうちに1月29日終了しました。実際の診療責任を持つ医長先生が1週間留守にするのは,病院としても大きな犠牲であったと思いますが,多数の参加があり,その全員が非常に熱心に最後まで受講されたことは我々の大きな喜びでした。それで特に紙面をさいて,出席者の名前とその施設名とをのせておきます。
最近またぽつぽつオープン・システムのことが議論にのぼつていますが,フルタイムの勤務医をかかえる我が国の病院の現状では診療管理ということが諸外国とは異つた重要さを持つています。診療管理のなかでは医長の役割が大きなものとなります。医長と院長の関係並びに医長と医局員との関係は病院によつて色々です。医師法医療法上もチーム診療という概念が明確でないので,診療責任の所在について色々の問題があります。我々は今後各病院の先生方と共に,これ等の点についてもつと深くメスを切りこんでいきたいと思つています。
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