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組織的サービス機関としての社会事業部
菊地 武明
1
,
松尾 友重
1大阪赤十字病院
pp.39-44
発行日 1954年2月1日
Published Date 1954/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200772
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今日病院が社会的に正しい意義と役割を果すためには少くともその経営の上で医療社会事業部の設置が考慮せられねばならない時期に来ている。それも時代的な背景と社会的な要請と更には医療社会事業の認識の徹底とによつて初めて可能になる事であると思う。医療社会事業とは如何なるものであるかを知るためには理論や本質的なものの理解がともなわなければならぬことは云うまでもない。然し何よりも実際に行われている仕事を具体的に知ることがより必要であり,容易な道でもあろうと思う。従つてこの企画が一地域に止まるならばその企図された所期の目的を達することは出来ないのである。関西はまず日赤大阪病院より始めることにした。この稿を担当された菊地氏は,日赤社会事業部主任である。
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