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病院收入の平均性
守屋 博
1
1病院管理研修所
pp.38-39
発行日 1952年2月1日
Published Date 1952/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200443
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收入豫想の必要性
病院事業は非營利事業ではあるが,やはり一種の企業であるから,サービス向上の爲に必要な經費を多くする爲には,收入が多い事が必要でありその額を正確に把握する事が必要である。殊に國立であるとか都立の樣に中央豫算の配分の場合,各病院の診療量實績を見るのは其の實收入による以外にはない。しかしこの病院收入の實態を見る事は仲々困難であつて,多くは,翌年仲ばになつて,前年度決算が出來て始めてわかると云う事である。そうすればその數字は翌々年になつて,始めて役に立つ事になるからその時は物價値上りで役に立たぬ事になる。
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