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アメリカでの見聞と示唆(下)
橋本 寬敏
,
守屋 博
pp.13-21
発行日 1951年5月1日
Published Date 1951/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200317
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米國の病院經營と病院醫師のあり方
○橋本 勉強している人は給料のことなんかいわない。そして朝となく夜となくやるんです。
○S その点で日本でも考えなければならないことは健康保險問題ですね。つまり腕があつてもなくつても報酬に差はないんですね。まあ時間に比例するだけで技能には比例しない。このあたり將來の醫療はどうあるべきかということに大きな問題があるんじやないか。たとえば向うで病院がああ發展したのはブリユー・クロスの制度が影響してはいないかですね。あゝいうような制度が病院を發展させたんじやないかと思うんですが,その点をもう少し考えてゆかなければいかん。
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