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病院と管理(その20)—病院醫師は如何にあるべきか その7
吉田 幸雄
1,2,3
1厚生
2醫務局醫務課
3病院管理研修所
pp.15-18
発行日 1951年3月1日
Published Date 1951/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200288
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(46)診療成績の分析
偖,以上御紹介したように,アメリカのこの醫員會議は,病院の診療實績を中心に研究するものであり,病院本來の目的である診療そのものが,日々向上するように,醫員團が一体となつて反省し且つ互に練磨し合う機關であるわけである。從つて,この診療實績,云い代えれば病院本來の成績を,正しく集計して,それを確實に示すことが考えられなければならない。日本に於ては,この一番大切な病院の診療成績を示す方法について研究された事のないのは,甚だ不勉強であつたというべきであり,亦その樣な最も大切なものについて一顧だもしなかつた事は不可思議な事といわれても仕方がないものだろう。
以下,如何なるものがアメリカの病院で統計されているかについて説明をして見よう。
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