特集 多様化する病院経営
医療機関(医療法人)の取り組む海外展開について
伊藤 伸一
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1社会医療法人大雄会
キーワード:
医療法人
,
医療ツーリズム
,
ミャンマー
,
インバウンド
,
アウトバウンド
Keyword:
医療法人
,
医療ツーリズム
,
ミャンマー
,
インバウンド
,
アウトバウンド
pp.639-643
発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102840
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■当法人におけるミャンマーへの展開の発端
社会医療法人大雄会では,15年以上前からミャンマーに対して,CT,MRI,超音波診断装置,人工透析器,病棟用ベッドなど多岐にわたる医療機器・備品の寄贈を続けている.また,技術研修や指導を目的に,現地へ医師・看護師を派遣し,現地での学会講演を行うと同時に毎年大雄会第一病院を含む多施設での医師研修を行ってきた.
ミャンマーは対英独立戦争の時代からの名残もあって,長期にわたる軍事政権下でも親日国としての姿勢を維持し,日本も同国を他の欧米諸国とは一線を画す形で支援してきた.その流れのなかで,1990年代後半に日本からの経済視察団がたびたび組織され,そのメンバーの一員に当法人が加わったのが,この長期にわたる支援のそもそものきっかけである.
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