特集 求められる看護補助者の役割
【事例】
―愛仁会グループ―看護補助者とのチームによる業務実践例
永池 京子
1
,
板垣 伸恵
2
,
川上 一美
3
,
伊藤 雅子
4
1社会医療法人愛仁会本部
2特定医療法人明石医療センター看護科
3社会医療法人愛仁会高槻病院看護科
4社会医療法人愛仁会愛仁会リハビリテーション病院看護科
キーワード:
役割分担
,
業務委譲
,
技術修得
,
協働
,
情報共有
Keyword:
役割分担
,
業務委譲
,
技術修得
,
協働
,
情報共有
pp.301-305
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102756
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わが国が目指す医療・介護機能再編の将来像を示す2025年モデルが始動した気運を感じる.医療の高度化・複雑化などに伴う医療職の業務量の増大が伺える昨今の職場において,今般の改革は時代や国民のニーズに的確に対応するための,また専門職者がその専門性を十分に発揮できるための職場環境づくりに大きな期待がかかる.医療提供者の「チーム形成」による働き方が要であり,看護職にとっての一例が,2010(平成22)年度診療報酬改定において新設された「急性期看護補助体制加算」である.看護業務を補助する看護補助者を医療スタッフの一員とする考えのもとに,急性期医療における看護職と看護補助者が役割を分担し連携・協働することを評価するものであり,看護職の負担を軽減し,ひいては医師と看護職との役割分担の促進の効果や質の向上などが望まれる.
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