特別鼎談
超高齢社会のあるべき医療システム―2011年 医療ITビッグバンを迎えて
長谷川 友紀
1
,
長谷川 英重
2,3
,
長谷川 敏彦
4
1東邦大学医学部 社会医学講座
2Object Management Group
3Workflow Management Coalition
4日本医科大学 医療管理学教室
pp.54-59
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101867
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敏彦 『病院』誌上では5年前と10年前の過去2回にわたって,たまたま長谷川という名前の3人が集まって,「IT」「システム」「評価」の3テーマについて話し合ってきました.本日は,日本の医療の過去と未来を占うということで,5年ぶりにこの“3長谷川の会”をもちたいと思います.
10年前の会は,ここにおられる友紀さんと私,そして長谷川利典先生(元 大阪大学医学部教授)が出席しました1).横浜市立大学で医療事故が起こった頃で,国民の医療に対する失望と期待が高まっていた時期でした.「これからは医療が評価される時代になる」「そこでは医療情報が非常に重要な役割を果たす」という議論が中心でした.つまり,3テーマの中でも特に「評価」について話をしました.
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