グラフ
歴史とともに歩む 医療法人爽神堂 七山病院
pp.569-572
発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101744
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
天正元年(1573年),戦国武将本多正信の弟にあたる本多十助は浄土真宗の寺院「浄仙坊」(後に浄見寺)を建立,そして慶長4年(1599年),息子の本多左内は境内に「爽神堂」を開設し,ここで医業を始めたという.医療法人爽神堂七山病院(以下,七山病院)はこの爽神堂以来,400年以上にわたり,精神病患者の治療を続けてきた.
まだ向精神薬もなかった江戸時代,治療は代々秘伝として受け継がれてきた漢方薬と鍼灸が中心で,特に漢方薬については,明治初期に製造販売の免許を取得し,病院の大きな収入源にもなっていた.最近の研究によって,精神疾患に対して効能のあることが確認されている.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.