連載 リレーエッセイ 医療の現場から
本州最北端,ドクターヘリの現場から
昆 祐理
1
1八戸市立市民病院 救命救急センター
pp.79
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101623
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青森県ドクターヘリは,全国18番目の配備です.2009年3月26日より運行開始となり,10月26日までの7か月間で134件の出動がありました.スタッフは医師7名,看護師7名で,他に医師2名と看護師2名が現在訓練中です.
青森県には2つの半島があり,八戸から最も遠いのは,下北半島大間町,津軽半島竜飛岬,そして日本海に面した深浦町です.当センターからはいずれもヘリで35~40分の距離です.広い青森県の中で,青森県ドクターヘリは近隣の現場救急から遠く離れた過疎地での高エネルギー事故,高次医療機関への病院間転送など様々な形で活躍しています.
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