連載 広がる院内助産所・助産師外来・4
長野県における助産師支援研修会事業
竹前 敦子
1
1長野県衛生部医療政策課看護係
pp.766-770
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101536
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少子化が進行する中,産科医療を取り巻く状況は厳しくなっているうえに,山間へき地を多く抱える長野県においては,平成13年には68か所あった分娩施設が,平成19年には50か所,平成21年4月現在は46か所と減少し,安全・安心なお産ができる体制の整備は,喫緊の課題となっている(図).
現在,産科医療提供体制の再構築において,助産師が果たす役割に期待が高まっている.本県では,医師と助産師の適切な役割分担と連携方法を検討するとともに,助産師がその職能を十分に発揮し,医師との協働により,安全で安心なお産を提供する助産師外来の開設を支援するために,平成19年度より助産師活用促進事業として,助産師支援検討会および助産師支援研修会を実施したので報告する.
なお,平成21年4月現在の本県の助産師外来・院内助産所の開設状況は表1のとおりである.
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