連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・37
病院におけるMSWの役割とポジショニング
藤平 輝明
1
1東京医科大学病院 医療福祉相談室
pp.771-774
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101537
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医療崩壊・介護崩壊が社会問題化し,そこに世界的な経済危機の深化が追い討ちをかけている.政策的には追加予算がセーフティーネット作りに当てられたが,根本的には日本の医療・福祉政策は変わっていない.これらのことは今日のMSWの業務のあり方に色濃く反映している.「医療ソーシャルワーカー業務指針」が平成14年に改定され,昨年(2008年)4月から退院支援の業務が診療報酬に評価されて一年が経過した.MSWは,国民・患者のニーズにどう応えて役割を果たすべきなのか,病院内での役割とポジショニングを考察する中で明らかにしたい.
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