連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第171回
千里リハビリテーション病院
川島 浩孝
1
,
若松 将人
1
1共同建築設計事務所 医療施設計画部
pp.350-354
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101437
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■気づきの医療
本法人の中心的な理念である「気づきの医療」への理解から,このプロジェクトは始まった.展開される生活としつらえとしての空間装備や治療プログラムとの矛盾に気づくこと,その矛盾を解決するために空間装備や治療プログラムを変えていくこと.いうまでもなくリハビリの最終的な目標は在宅復帰にあるため,この「気づくための装置」として,在宅や地域での生活で想定される場面を可能な限り用意する,場面としての選択肢を豊富に提供するという考え方である.
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